(摸)大名物 油屋肩衝茶入(仕覆:宗薫緞子)
¥31,350価格
元 堺の町人 油屋常言所持 故に 油屋肩衝と称す 慶長の頃
秀吉公に献上 福島左衛門大夫拝領その子 之を幕府に献じ寛永年間将軍秀忠公 土井大炊頭に賜い後河村端軒を経て江戸深川の冬木に渡りかかるが天明三年遂に松平不昧公の所持になる
価金壱万両と称せられし希代の名器を 獲たるを喜ばれ圓悟の墨蹟と併せて家宝第一と爲し参勤交代の節は笈櫃に納めて之を運び寸時も其の座右を離されなかったと伝ふ名茶入なり
(大正名器鑑所載より)
仕覆: 宗薫緞子裂
緒つがり:紫
寸法:胴径8.3㎝×口径4.0㎝×高さ9.0㎝