(摸)中興名物 吹上文琳茶入(仕覆:白極純子)
¥28,600価格
此茶入の美しき景色を、吹上の濱に波の打寄する有様に擬へしものならん。
宗友記に
「吹上。唐物の鶉斑なり、小肩衝ともいふべきものか。
秋風の吹上に立てる白菊は
それかあらぬか波のよするか」
とあり。因に云ふ、此歌は古今集秋歌下「同じ御時(寛平)せられける菊合に洲濱をつくりて菊の花植ゑたりけるに加へたりける歌、吹上の濱のかたに菊植ゑたりけるをよめる菅原朝臣」とあるものなり
伝 来
小堀遠州ー姫路候酒井雅樂頭宗雅ー松平不昧
(大正名器鑑所蔵より)
仕袋複製 白極純子
緒つがり 紫
寸法:胴径5.6㎝×口径2.5㎝×高さ7.9㎝
木箱入
笹田仁史造